無料で気軽に家系図を作成することができる、無料ソフトがあります。
有料ソフトは使いたくないときや、できるだけ見栄えの良い家系図を作成したいときは、専用のフリーソフトを活用すれば意外と簡単に作成できるものです。
ただし、フリーソフトによって操作性や品質は違います。
そのため、実際に使ってみたところ、使いづらかったり、使い方が分からず挫折してしまうことがあるものです。
せっかく家系図を作成するのであれば、使い勝手の良いソフトを使いたいですよね。
そこで今回は、家系図が作れるおすすめのツール、フリーソフトをピックアップしてみました。
各ツールやソフトの特徴も合わせてお伝えしますので、きっとお役立ていただけるはずです。
家系図を作成しやすいソフトを探していた!という方は、ぜひ参考にしてください!
家系図が作れる無料ツール・フリーソフト6選!
まずは、家系図が作れる無料ツール、フリーソフト6種類を取り上げてみました。
各ツールやソフトの特徴や操作性、機能性、充実度などをまとめましたので、さっそく見ていくことにしましょう。
エクセル
パソコンの中に入っているエクセルを使って、家系図を作る方法です。
ゼロから作成するのではなく、専用のエクセルテンプレートをダウンロードするだけで、初めての方でもスラスラ家系図を作ることができます。
ちなみに、テンプレートの種類が豊富となっており、機能性や充実度はテンプレートによって異なるものです。
動作環境:Windows/Mac/Linux
(関連記事:家系図が作れるエクセルテンプレート6選!無料のみ)
パワーポイント
Microsoftofficeなどに入っているパワーポイントでも家系図を作成することができます。
具体的には、パワーポイントの機能の一つである「SmartArt」を用いる方法です。
図形を選択するだけですので、操作性は難しくありません。ただし、機能そのものはあまり充実はしていません。
あくまでも簡易的に家系図を作成したい人におすすめです。
動作環境:Windows/Mac/Linux
家系図ツールズ
家系図専用の作成ソフトです。一般的な家系図だけでなく、人物相関図、年表を用いた家系図の作成もできます。
また、ニックネームの入力、写真イメージも追加できるため、個性的な家系図を作りたい人にも最適です。
ちなみに、修正や追加などが容易にできますので、使い勝手の良いソフトだといえます。ただし、動作環境がややネックです。
動作環境:Windows 7/Vista/XP/2000
Edraw 家系図ソフト
元々テンプレートが内蔵されているため、ゼロから自分で作成する必要がありません。
また、テキストの追加、レイアウトの変更が簡単にできたり、JPEG、PDF、HTMLなど、週種類の保存形式にエクスポートすることも可能です。
シンプルな家系図よりも、個性的でおしゃれな家系図を作りたい人におすすめできます。
動作環境:Windows 2000、XP、 Vista、Windows 7、8、10(32、64 bit)、Mac OS X 10.2以降、Linux (Debian 、Ubuntu 、Fedora)
Gramps 家系図作成ソフト
Grampsは、海外の家系図作成ソフトです。
フリーソフトとなっており、ツリー機能などを駆使すれば、簡単に家系図の作成ができます。
シンプルなデザインから、少々凝ったデザインまで選べますので、充実度は高めです。機能性、操作性も申し分ありません。
海外のソフトとはいえ、少し操作してみることで感覚的に使うことができるはずです。
動作環境:Windows 8/7/VISTA/XP
Lucidchart 家系図ソフト
単純に、続柄や名前を線だけで結んだ家系図ではなく、ビジュアルにこだわった家系図を作りたい人におすすめのソフトです。
ドラッグ&ドロップで位置関係を変更できたり、顔写真、家紋などを追加できたりなど、機能性、操作性は抜群!
どうせ家系図を作るなら、しっかり作り込みたいという方に最適です。
動作環境:Windows、Mac、Linux、タブレット、スマホ(専用のアプリ有)
家系図が作れる有料ソフト7選
これまでは、無料のツールやソフトをご紹介しました。
この項では、有料のソフト7種類をご紹介していきます。
らくらく家系図作成
エクセルのテンプレートや、無料のツール、テンプレートでは物足りなかったという方にお勧めのソフトです。
家系図を作成するだけでなく、住所などの情報も管理することができます。
機能性や充実度はそれほど高くないものの、初めての方でも簡単に家系図をつくることが可能です。
価格:2,990円(税抜)
体験版:なし
動作環境:Windows 10 / 8.1 / 8 / 7
誰でもできる家系図作成
とにかく操作が簡単なソフトを探しているなら、「誰でもできる家系図作成」がおすすめです。
住所、電話番号、顔写真の登録ができるため、家系図以外の用途でも使用することができます。
また、名前、人物を登録していくだけですので、パソコンに不慣れな方でもすぐに操作に慣れることが可能です。
価格:2,980円(税抜)
体験版:なし
動作環境:Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10
かんたん家系図
かんたん家系図の機能は、文字入力、クリック、ドラッグのみとなっています。
そのため、初めて使う場合でも、わざわざマニュアルをチェックする必要がありません。
また、アイコンの種類が豊富で、写真取り込み機能も搭載されています。保存や編集も楽チンです。
価格:パッケージ版1ライセンス1台7,980円(税抜/5ライセンスセット利用PC5台31,920円(税抜)/ダウンロード版1ライセンス利用PC1台7,800円(税抜)
体験版:なし
動作環境:Windows XP / Windows Vista / Windows 7 / 8 / 10(32bit/64bit)
親戚まっぷシリーズ つくれる家系図
名前、続柄をはじめとした必要な情報を入力するだけで、誰でも簡単に家系図を作成することができるソフトです。
また、専用のandroidアプリと連携させることができるため、複数の人と共有することもできます。
修正や追加が簡単な他、見やすいように家系図の表示の切り替えができる点も魅力です。
価格:ダウンロード版3,990円 (税抜)
体験版:なし
動作環境:Windows 7 / 8.1 / 10(32bit/64bit)
家系図ソフト myRoots絆
好みに合わせて、縦書き・横書きを選択することができます。
また、氏名の左右上下に文章や画像、ファイルを表示させることも可能です。
完成した家系図は、パソコンの中にあるファイルと連携させて、エンディングノートの環境をつくるときにも役立ちます。
価格:ダウンロード版2,667円(税抜)
体験版:あり
動作環境:Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 (32bit)
ルーツ2006
本格的な家系図を作成したいけれど、あまり手間をかけたくないならルーツ2006が適しています。
家族の名前を入力してボタンを押すだけで、一気に家系図を作成することが可能です。
また、縦型、横型の切り替えもすぐにできるようになっています。
サクッと家系図をつくりたい方にオススメです。体験版を使ってから購入することもできます。
価格:パッケージ版27,593円(税抜)、ダウンロード版24,815円(税抜)
体験版:あり
動作環境:Windows 2000/ XP/ Vista/ 7/ 8/ 10
スーパー家系図
その都度、関係性の線を入力するのが面倒くさい人にオススメのソフトです。
自動的に線を引くことができるため、家族の人数が増えても手間がかかりません。
また、配置の変更も容易ですので、結婚などを期に配置変更したいときにも便利です。
なお、ソフトの操作はマウス操作となっているため、専門的な知識や技術は不要となっています。
価格:19,800円(税抜)、年間保守費用6,000円(税抜)
体験版:あり(オンラインデモ)
動作環境:WindowsServer2012/2016/Windows 10/8.1
家系図作成ソフトのメリット、デメリット
これまで、無料・有料の家系図作成ソフトについてご紹介してきました。
最後の項では、家系図作成ソフトのメリット、デメリットについて見ていくことにしましょう。
まずは、メリットを以下にまとめてみました。
メリット
・見栄えの整った家系図が作れる
・保存、管理がしやすい
・ソフトによっては何世代まででも楽々作成できる
・高度なスキルがなくても作成できる
・手書きと異なり修正が簡単
・機能が充実しているソフトなら手間がかからない
・保存しておけばいつでもプリントアウトできる
まず、メリットに関してですが、手書きよりも手間がかからない点が挙げられます。
しかも、修正が簡単ですので、書き直したいときはすぐに修正ができます。
あまりパソコンの操作に慣れていない方でも、使い方を覚えてしまえば難しさを感じることはありません。
また、機能が充実したソフトの場合、一般的な家系図よりもクオリティの高いものを作成することができます。
たとえば、顔写真を残しておけば、思い出作りの1つとしてのちに家族で楽しむことが可能です。
一方、デメリットについてもまとめてみました。まずは以下をご覧ください。
デメリット
・ソフトの操作方法を覚える必要がある
・PC環境により使えない場合がある
・先祖調査は自分で行う必要がある
・ソフトによってデザイン性や機能性が異なる
・ソフトによって互換性が異なる
・有料タイプの場合、ソフトによってはお試し版がないことがある
・有料だからといって使い勝手が良いとは限らない
見落としがちなのは、パソコンの環境によって利用できないソフトがあることです。
多くの場合、Windowsのパソコンには対応していますが、Macには対応していないことがあります。
また、Windows対応だったとしても、最新のOSに対応していないことがあるため、事前にチェックしておきましょう。
それから、ソフトによって互換性が異なったり、デザイン性や操作性に違いがある点も見逃せません。
これは、有料のソフトでも同じことが言えます。
有料のソフトだからといって、必ずしも使いやすいとは限りませんので、できるだけ体験版やデモを触っておくことをおすすめします。
なお、自分で家系図を作成するということは、戸籍の調査は自分で行う必要があるということです。
意外と手間がかかりますので、一通り戸籍調査を終えてから、家系図作成を始めることをおすすめします。
まとめ
今回は、家系図が作れるツール、フリーソフトについてご紹介しました。
各ソフトごとで違いはありますが、どのソフトも手書きで作成するより簡単に家系図を作成することができるはずです。
また、本記事では有料ソフトもご紹介しましたが、必ず使用しなければならないものではありません。
まずは無料ソフトを使って家系図の作成に慣れておいたり、有料ソフトの体験版を試してから購入を検討しても遅くはないといえます。
まずは、気になるソフトを使って、試しに家系図を作ってみてはいかがでしょうか?