サクッと手軽に家系図をつくるなら、エクセルテンプレートがおすすめです。
なかには有料のテンプレートもありますが、無料テンプレートでも見栄えのよい家系図を作成することはできます。
ただし、テンプレートによって、「使いづらい」「性能が悪い」などネガティブな口コミが寄せられていることも…。
そこでこの記事では、家系図がつくれるエクセルテンプレートと題し、使い勝手の良い無料のテンプレートのみ集めてみました。
実際の使い方、エクセルテンプレートのメリット・デメリットも併せてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!
家系図作成におすすめエクセルテンプレート6選!
この項では、家系図作成におすすめのエクセルテンプレートを6種類ご紹介していきます。
各テンプレートの特徴はもちろんのこと、操作性なども合わせてお伝えしますので、参考にしてください。
家樹
家樹は、エクセルで直接入力できるタイプと、手書き用テンプレートタイプの2種類があります。
14代前まで遡って書くことができる他、横は40人まで入力OK。
また、行や列が足りなくなったら、追加することも可能です。
「○○家 家系図」という文字の移動も容易なので、比較的使いやすいテンプレートだといえます。
エクセル家系図
個人カード、一覧に予め入力したデータを用いて、自動で家系図を作成することができます。
入力データーと家系図はリンクしていることから、途中でデータを修正したいときも簡単です。
ただし注意したいのは、Excel2016以上のバージョンで利用する際、ファイルが開けないケースがあること。
万が一ファイルを開くことができないときは、エクセルシート内にある「セキュリティブロック」を解除してください。
文例書式テンプレート集
シンプルで簡易的な家系図テンプレートです。
初期は3世代までとなっているため、本格的ではなく、とりあえず家系図を作成してみたいという方におすすめできます。
また、あとからテンプレートの内容を変更することも可能です。
マイクロソフトオフィス
マイクロソフトが提供している無料テンプレートです。
5世代まで入力することができる、横型の仕様となっています。
完成後、Facebook、メール、LInkedInでデータを共有することも可能です。
操作性は簡単ですので、初めての方でも感覚で使いこなすことができます。
家系図作成WEB
家系図作成WEBは、直径の先祖、その兄弟姉妹を入力することができます。
少々物足りない感じはありますが、自分と近い血縁関係の家系図を作成したいときに便利です。
なお、印刷すると薄い補助線が記載されるため、手書きで書きたいときに綺麗に家系図を作成することができます。
行政書士事務所リーガルアシスト横浜
推奨環境はExcel 2000 、Excel2007ですが、他のバージョンでも使用することは可能です。
無料版は氏名のみ入力していくことができます。操作性は利用しているエクセルに準じていますので、難易度は低めだといえそうです。
なお、有料版にすると、生没年月日、続き柄なども入力することができます。
家系図のエクセルテンプレートの使い方
この項では、家系図のエクセルテンプレートの使い方について解説していきます。
今回は、家樹の公式サイトで提供されている動画解説を参考にしました。
それではさっそく、詳しく見ていきましょう。
まずはエクセルテンプレートをダウンロード
まずは、利用したいエクセルテンプレートをダウンロードしてください。
ダウンロード方法はサイト内に記載されていることがほとんどです。
とはいえ、リンクまたはボタンをクリックすると、自動的にダウンロードが始まるため、特に難しい操作をする必要はありません。
ファイルを開き必要事項を入力
ダウンロードが完了したら、ファイルを開きます。あとは、家族の名前を入力していくだけです。
このとき、一つ注意したいことがあります。
後のことを考えずに名前を入力してしまうと、効率よく家系図を作成できないことがあるのです。
テンプレートによっては、あとからエクセルの行・列を増やすことも可能ですが、そうなるとレイアウトが崩れるなどして手間がかかってしまいます。
そのため、最初に名前を入力するのは、一番若い世代にしましょう。
その後、直径の先祖の名前を入力し、最後に傍系の先祖の名前を入力していきます。
そうすることで、作業効率が上がるだけでなく、行・列を追加することがあったとしても修正しやすくなるはずです。
続柄を表す線を入れる
ひととおり入力が終わったら、次に家族関係を表す線を入力していきます。
線の種類、太さなどを変更できますので、ルールを統一した上で入力してください。
なお、テンプレートによっては、跨ぎ線を引くことができるケースがあります。
複雑な家系図となる場合、跨ぎ線を引くことができると便利です。
なお、線の引き方ですが、兄弟姉妹を一つのグループとして考えます。
そして、続柄の上で線をつなげていきましょう。夫婦の場合は横二重線、親子の場合は、親子関係の線をつなげていきます。
操作性は難しくないため、すぐに作業に慣れるはずです。
必要に応じ印刷
ここまで来たらほぼ完成です。家系図をプリントアウトして、用紙に書かれたものを眺めてみましょう。
ズレなどがなければ作成終了となります。ちなみに、プリントアウトの方法は難しくありません。
まず、プリントアウトしたい範囲をエクセル上で選択してください。
具体的には、マウスのポインターで印刷する範囲を囲うだけです。
囲った箇所のみ色が変化しますので、はみ出ているところはないか確認しましょう。
なお、このように印刷する範囲を指定すると、自動縮小が掛かります。
そうすることで、プリントアウト時に家系図が途切れたりしないため安心です。
印刷範囲が確定したら、ツールバーにあるファイルをクリックし、印刷設定を行います。
その際の設定内容ですが、ファイル、印刷、ページ指定、余白タブを開き、水平と垂直にチェックを入れてください。
そうすることで、印刷範囲を用紙の真ん中に指定することができます。この状態でプリントアウトすれば、綺麗に印刷できるはずです。
エクセルを使った家系図作成のメリット、デメリット
これまで取り上げたとおり、エクセルを使った家系図制作はとても簡単です。
ただし、メリットだけでなく、デメリットも存在します。
具体的なメリット、デメリットを以下にまとめましたので、参考にしてください。
メリット
・シンプルでわかりやすい家系図を作ることができる
・編集作業が比較的簡単
・製本、印刷が容易
・データの管理、保存が簡単
・使い慣れているPCで作業できる
・データを複製しやすい
・エクセル操作に慣れている人は短時間で作成できる
複数のメリットを取り上げましたが、特に押さえておきたいのは、編集作業が比較的簡単な点です。
初めて家系図を作成する人でも、エクセルテンプレートを活用すれば、すらすらと入力することができるといえます。
また、データの管理、保存が簡単だったり、修正が容易だったりする点も魅力です。
入力を誤ったとしてもすぐに修正・変更できることから不便さを感じることはないといえます。
続いて、デメリットも取り上げてみましょう。
デメリット
・自分で戸籍調査を行うため、手間と時間がかかる
・パソコンの中にエクセルソフトをインストールしておく必要がある
・パソコン操作が苦手な人には不向き
・テンプレートの使い方が分からないときは自分で解決する必要がある
・推奨環境を満たしていないときは利用できないことがある
・素人っぽい家系図になることがある
・スマホやタブレットだと作成しづらい
特に押させておきたいデメリットは、そもそも自力で戸籍調査を行わなければならないことです。
手順としては、まず戸籍謄本を請求して、その内容を確認しながら、ひとつ前の戸籍謄本を請求します。
この作業をひたすら繰り返すことで、戸籍を調査委することが可能です。
ただし、現住所と本籍地が異なる場合、本籍地にある役所から取り寄せが必要となるなど、何かと手間がかかります。
何代前まで遡るかによって異なりますが、いずれにしろ面倒くさく感じてしまうかもしれません。
また、パソコン操作に慣れていない人や、スマホやタブレットしかもっていない人は、家系図を作成するまでに時間がかかってしまいそうです。
まとめ
今回は、家系図が作れる無料のエクセルテンプレートについてご紹介しました。
日頃からパソコンを使用している方であれば、比較的簡単に家系図を作成できるのではないでしょうか。
ただし、先ほども触れたとおり、どのくらいの規模の家系図を作成するかによって手間のかかり方が異なったりするものです。
とはいえ、いつでも気軽に家系図を作ることができますので、興味がある方は今回取り上げたテンプレートを使ってみてはいかがでしょうか?